2003.7.29 ドラゴンヘッド(試写会)
テル: | 妻夫木聡
|
アコ: | SAYAKA
|
ノブオ: | 山田孝之
|
仁村: | 藤木直人
|
ドラゴンヘッドの試写会に行って来ました。舞台挨拶もありましたが、
それは映画とは直接関係ないので「Report」のページに書いてあります。
こちらでは純粋に映画についてだけ書こうと思います。
なんといっても、直人さんがラストクレジットだということにびっくり!
出番が少ないと聞いていたので、私はてっきり「4番目」に名前が
出るのかと思っていたので、ものすごーーーく驚きました!
Ver 5.0 のライブ中も、映画の話は何度も出ましたが、
直人さんはそういう話を一切しなかったし。。
これは絶対ファンを驚かせようとしたんじゃないかなぁ。。
もちろん、直人さん自身「俺がトリなんだぜ!」って自慢するような
人ではないというのもあると思いますけど。。
とにかく、びっくりでした!
でも私は「一番最初の試写会」だったのでその「びっくり」を生で味わえたんですが、
できれば、皆にも同じ気持ちを味わって欲しかったな〜と思いました。
なので、試写会の後、このことをまだ見ていない人に言って良いのかどうなのかは
結構悩みました。でも結局、私が言うまでもなくすっかり広まっていましたけど。(^^;
映画は全体的に暗めで、最初は「トンネルの中だからこんなに暗くて見難いのか〜」と思って、
「早く外に出て、もっと明るくならないかな〜」と思ってたんですが。。
外に出ても灰だらけで、全然明るくなく。。(^^; そういう意味で、結構見難く感じました。
メイキングで見た時はもうちょっと明るかったので、そのときの印象が
強かったので、違いにびっくりしました。
が。。後から聞いた話によると、映写機の関係で、本当に実際よりも暗めに映っていたようです。。(^^;
それを聞いて納得。。いくら雰囲気を出したいからとは言え、ちょ〜っと見難い?と思っていたので、
安心しました。まぁ、渋谷公会堂は映画館ではないのである程度は仕方ないですよね。
映画本編は。。
前半1時間仁村は出てきません。(^^;
で、そういえば、「仁村」って、映画の中で名乗ったり、誰かに呼ばれる
シーンってありましたっけ?なかったような気もするんですが。。。(^^;
主演の妻夫木くんと SAYAKA はほとんど出ずっぱりで、撮影はかなり大変だったんじゃないかな〜と
思いました。聖子ママが涙してしまう気持ちもわかるような気がします。
ただ、、出番は少なくても、役的には、仁村とノブオの方がおいしい気がしました。(^^;
主演の2人はパニックの中で混乱する「正常な人」の役だったので笑顔なんて
ほとんどなし。それに対して、仁村は落ち着いているし、笑う余裕さえあって。。
そして、予告ですごく気持ち悪い人がテルに襲いかかってきたー!
と思ったら、あれがノブオだったことにびっくり!!
インパクトありすぎでした。。
途中で「最後、仁村は死ぬだろうな」というのはわかりました。。
それにしても早すぎ。。最初に出てきてから死ぬまでの間が30分くらい。
と言ってもずーっと映ってたわけではないので、実際は
どれくらい映ってたんだろう?(^^;
でも目を開けた状態で、しかも体が変な風に曲がった状態で
死んでいたのがとっても印象的でした。。
人が死ぬシーンって、結構きれいに描かれている場合が多いと思うんですが、
実際はきっとこんな風に、自分が予想もしてないような状態で死ぬことが多いんじゃないかな〜なんて
思ったりもしました。
仁村の死体を見た時の「こいつは死なないんだと思った。。」というテルのセリフも
とっても印象に残っています。
想像するに。。テルにしてみれば、自分やアコは「いつ死んでもおかしくない。」と思っていて、
逆に仁村のことは、すごく自信満々に生きているように見えていたんじゃないかなと。。
自分が仁村に殺されることはあっても、「仁村が死ぬ」なんてことは考えたこともなかったんじゃないかなと思いました。
もし、悲しみも何も感じなくなる食べ物があったら。。自分は食べるだろうか?
食べれば楽になるのかもしれないけど、やっぱりアコ同様に食べない気がします。
もしあの場でテルが死んだとしたら、やっぱり泣きたいし、
悲しいことで泣けないと、嬉しいことで笑えないですよね。。
私は原作を読んでいないのですが、原作はかなり絶望的な終わり方だったとか。。
映画の方はそれよりも前向きな感じで終わっていたので、良かったのかな。
この映画は、全部ウズベキスタンロケで、私も今回のことで「ウズベキスタン」という
場所があることを知ったわけですが、撮影はすごく大変だったと思います。
舞台挨拶の時のインタビューで皆「住みたくはない」と言ってたことからも、わかりますよね。(^^;
公開されて、どんな評価をされるのかが、気になるところです。
ただ、個人的感想として、直人さんが「ドラゴンヘッドは原作を読んで、苦手だと思ったら
見ない方が良い。g@me. は原作を読まずに映画を見て欲しい」と言ってたようですが、
「ドラゴンヘッド」は私にはちょっと苦手な世界でした。もちろんスケールはすごいと思いますし、
よく作ったな〜という意味では「すごい」と思います。でも好みに関しては、仕方ないですよね。(^^;
出演者の皆さま、監督をはじめスタッフの皆さま、本当にお疲れ様でした!!