2009年2月15日

冬の絵空 千秋楽

チケットがハズレて、行けないものとすっかり諦めていましたが、
友達が急に行かれなくなったとのことで、代理で行かせて頂きました。

しかも、席は今までで一番良い、E列センターでした。

さすが千秋楽だけあって、皆さん、それぞれ気合が入っていたようです。
アドリブも炸裂~~。

宗十郎が着物から足を出すシーンを、天野屋が真似して「ちらっ、ちらっ」と
言いながらやってみたり、ブーフーウーの話で盛り上がり過ぎて、
詰まってしまうほどでした。(爆)

でもそこで拍手が起こってました。(笑)

「衣装と化粧」の言い方で、おかるだけ違う言い方をしてましたよね?
それが何だったか、毎回忘れてしまってたんですけど、
最後はようやく覚えられました。(笑)「衣装とくまどり」でしたね。(^^;

今回の目が合ったポイントは「そいつはどんなやつでしょう。。」というセリフの時でした。(笑)

そして天野屋が宗十郎に「黄色い足袋。。」と突っ込むところは、今回は「男前やねー」でした。

で、宗十郎が去る時、着物が障子にはさまっていたので、生瀬さんにも
「はさまってる。。」と突っ込まれてました。(笑)

殿の登場は「3番。浅野たくみのかみ。。」と言いながら、またまた「とんぼ」を歌ってました。

「歌詞教えてよ。。」と大石に言い、「コツコツと。。。なんだっけ?」とか、
こちらも結構引っ張ってました。(笑)

そして、「腹を切ったのは半助~!?!?」の時の大石が、大袈裟過ぎでした!!
この時に限らず、大石も全体的に演技がオーバーでした。(笑)

千秋楽だからか、皆の気合が入り過ぎ?(^^;

東錦梅吉(金魚)との婚礼シーンでは、「三軒茶屋キャロットタワーからお送りしていますー」
とか言ってました。

そしてニセ大石が名乗るシーンでは「千秋楽だし、名乗っておくかー。」でしたが、
これは完全に想定の範囲内でしたね。(笑)

でも今日は「みのきっつあーーーん。」の余韻が短めでした。

最後、「大石、くらーーーーーのすけです」の「くらーーーーー」の引っ張り具合と、
「のすけです」のあっさり具合が絶妙で、拍手が起こってました。

そして、それを見たシロが、「ワワワ~ン」とニセ大石のマネをするシーンでも、
拍手が起こってました。(笑)

そして今回初めて気づいたこと(遅っ!)なんですが、
セミの話って、宗十郎の自分の話と、かぶってたんですね~~。

「どんな羽で、どんな声で鳴いてやろう。。」って、セミをすっぴんの自分と重ねてたんですね~。
気づかなかった!!(笑)

ずーっと役者だった自分 -> すっぴんはどんな声?
ずーっと眠ってたセミ -> どんな声で鳴く?

ってことですよね?

天野屋に大石とのことを突っ込まれたおかるのセリフも変わってました。
今までは「宗十郎さんのことはもうどうでもええ。。」だった気がするんですが、
今日は「宗十郎さんのことはおいといて。。」でした。
「おいとかんでええ。。」とか、天野屋に突っ込まれてた気がしますが。。

そして、宗十郎の「まだ今夜があるじゃないですかぁぁ~!!!」のセリフが
とっても良かったです!

そして堀部家のシーンでは、「ゑひも。。」の「ひ」を順が見せるところで、
堀部が「知っておる」と言う部分が、今日は、順も「知っておる」とわざと言い、
2人ではもってました。^^

大石が天野屋に行った「最後に1つだけ聞かせてくれ。。」に対する答えは、
今までは「甘い物が好き」でしたが、今回は「甘酸っぱいものが好き」と、
微妙に変わってました。

カーテンコールは4回くらい(曖昧。。)あり、2回目からスタンディングオベーションでした。

最後は、両サイドからライブ会場のようなキラキラ噴射があり、キラキラテープまで
飛んで来ました~。金銀両方ゲット。(笑)当然、桜も飛んで来ました!

生瀬さんが一言言った後、「直くん、初舞台だったから。。」と直人さんに場を
譲り、直人さんからの挨拶がありました。

「初歩的な質問をさせてもらったりもしましたが、共演者の皆さまや、見にきて
くださった皆さまのおかげです」と言い、最後は「舞台楽しかったです」でした。

当日券は私が行った時(13時20分くらい)でもまだあり、その時はすでに立
ち見枠しかありませんでしたが、中に入って見ると私の前に2つも臨時席がありました。
B列とD列のところに1つずつ追加されてました。(逆サイドもかな??)

幸い?用意された席は通常よりも低いイスだったので、そのために私の視界が
悪くなるということはありませんでしたが、当日券でそんな場所に来れた人がいると
いうことに驚きました。

全部で20~30枚あったようです。

そして、客席にはご両親と奥様もいらしていたようです。

絶対泣くと思っていたのですが、涙はなく、ずっと笑顔でした。

で、最後、直人さんが一瞬客席に降りてしまったので、
その時はかなり近くで見れました!

元々2公演だけ見るつもりが、追加公演が当たり、千秋楽まで。。で、
4公演も見てしまいましたが、飽きることなく、楽しむことができました。

51公演を演じきった直人さんや皆さんは、本当に大変だったと思いますが、
これに懲りず、また舞台をやって欲しいと思います!!
お疲れ様でした&ありがとうございました。

投稿者 yumi : 13:54

冬の絵空 3回目

席はG列左サイドでした。

おかるの『花の世の、夢のうちなる夢よ』の歌が字足らずな気がして、
毎回気になってしまいます。(^^;

そして、今日も着物のはたき方が弱いです。(爆)

「今日はお父ちゃんと寝ようか?」と言われた時の中越さんが、
笑いをこらえてるように見えました。

ブーフーウーの話では「今、着ぐるみを用意している。。」なんてところまで
発展していました。(笑)

そして、堀部たちの登場は大きく変わってましたね~~。
今までのやたらとテンションの高い登場の仕方より、
今回の方が合ってる気がしました。

そして、タコを食べようとするシーンですが。。
今までも大石は食べようとしてたんでしたっけ?
食べるそぶりを見せていないのを見て、天野屋が「さすがは~」って
言ってた気がしたのですが、気のせいかも?(^^;

それにしても、あのシーン、皆さん、本当に食事されてるんですね。(笑)

殿の登場ですが。。やっぱりあの走りながらの登場シーンは、何回見ても笑えます!(笑)
今回は「WOW WOW ~」と長淵さんの「とんぼ」を歌いながら登場。

殿のセリフで「吉良が嫌いだからー。やらせたの。のーー」っていうところが
密かに好きだったりします。(笑)

1つ謎だったのは、おかるの「病にございます。大政の世のはやり病でございます」
というセリフなのですが。。病って何のことなんでしょう?意味がわかりません
でした。


2幕。

殿。。一覚。。殿。。一覚。。のやりとりってこんなにくどかったでしょうか?(笑)

最後、泣いたおかるに対して天野屋が言ったセリフは「お前はなんてことを
してくれたんだ。。」になってました。

大石も、浅野の殿様も、皆「自分」の証明ができないんですよね~。

最後、宗十郎が斬った後「とったー!」ってことは、
宗十郎が斬ったってことなんでしょうか。。?

大石が天野屋を斬り(シロも大石に斬られてしまうところがなんとも。。)、

おかる「誰です?あなたは?」
大石「大石です」
おかる「大石さまはお亡くなりになりました。」

ってことは、おかるは自分が惚れた大石が、宗十郎だったということに
気づいたんでしょうか?

でもその言葉の後に、宗十郎が木の上で切腹するシーンがありましたが、
単純に「自分が愛した大石は死んでしまったも同様。。」的な意味だったんでしょうか。。

その辺がちょっとよくわからなかったです。。(前後関係が。。)

宗十郎が切腹すると同時に、おかるが刀を取って髪を切る。。って、
こんなシーンあったんですね!?
宗十郎ばかり見ていたため、過去2回はそんなことに気づきもしませんでした。(爆)

今回も、どこかで目が合ったような錯覚はできました。(笑)

投稿者 yumi : 13:50

2009年2月 8日

冬の絵空

2公演目、1/15。

この日はL列右サイドでした。

昨日よりも客席の反応が良かった気がします。初見の人多かったんでしょうか?
でも2回目はあっという間に終わってしまった気がします。

昨日とっても良かったと書いた「着物をはたくシーン」ですが、、
今回は記憶にございません。。(ってことは。。以下略。爆)

個人的には、時代劇で正座する時、着物をパン!と音がするくらい
はたくシーンがかなり好きなんです。(笑)

初日を見た時は「おぉ~~。松村さん並み(爆)に上手い!!」と感動したのですが、
その後、千秋楽まで2度とその感動シーンに出会うことはありませんでした。。
それがとても残念!!

そして、昨日はあっさり聞き流したセリフも、結末を知った今となっては、
印象が全然違います!

まず、、おかるのセリフで「きっとあなたが残ります。
私はその人をお慕いすると"思います"」のところ。。

「お慕いします!」ではなく「思う」てところがね~~。自信がないんですよね。(笑)

そして、ニセ大石が名乗るシーンでは「新春特別興業だし、名乗っておくか」でしたが、
これが「普通」なんですよね?

もう1つ昨日と違うところは、「どうしたらいいの?私。。」と泣くおかるに対する
天野屋のセリフです。今日は「泣くな、、お小遣いあげるから」でしたが、
昨日は「きんつばかってやるから」「いや~~」でした。(笑)

ニセ大石の兜の金ぴかの光が反射して、客席の壁に光が映るのは、
相変わらず気になりましたが。。(笑)

今回はすっぴんの宗十郎と目があった気がします。^^

浅野の殿様の「吉良が嫌い」「おーい、おおいし~」あたりはダシャレですよね。(笑)

昨日は何とも思わなかったのですが「愛」を蹴倒して登場する宗十郎に、
おかるへの思いと、怒りを感じました。

それから、「宗十郎が死んだタイミング」がよくわからなかったのですが、、
おかるが「大石様はお亡くなりになりました」と言った後に、
木の上での切腹シーンがあったので。。いつ死んだんでしょう?

目立ったトラブルはありませんでしたが、内田くんが1回噛みました。(笑)
個人的には、、前の人のイスの座り方が最悪だったんです!!
背もたれを全く使わず、前のめりになるように座っていたので、
私の視界がかなり遮られてしまいました。><
よっぽど言おうかと思ったんですが、小心者の私には言えず。。(爆)

なんか、2日見終わった後は、宗十郎のテーマ(爆)が、グルグルしてました。

全体的に、音楽が良い感じです!!サントラが欲しいくらいです。(笑)

投稿者 yumi : 14:55

2009年2月 6日

冬の絵空

かなり遅れましたが、4公演見せて頂いたので、1日分ずつUPしたいと思います。

まずは1/14分。

この日はF列センターでした。

事前にあらすじを聞いた時には、なんだかややこしそうな内容だな~とか
思ってたんですが、実際に見てみると、とてもわかりやすい舞台でした。

舞台というものを初めて見る人たちが多いだろうということも、
考慮されていたような気がします。

飽きるかな?と心配してましたが、初回を見終わったすぐ後に、
「もう1回見たい!!」と思いました。翌日の分を売りに出していて、
「売れなかったら自分で行こう」と思っていたのですが、
売れなくて良かったなと。。(笑)

内容は想像していたより、良かったです。。直人さんも頑張ってましたし~。(笑)

そして、何より!直人さんが失恋する役をずっと見たいと思っていたので、
今回の役は個人的にはかなり良かったです。^^

声が通るのかな?という心配もしてましたが、、ところどころマイクが入っていた感じ??

そしてすっぴんの直人さんはとっても若く見えました。

他の出演者に関しては、、生瀬さんとかはもう言うまでもなく良かったんですが、
中越典子ちゃんはかなり頑張ってましたね~~。

おかるの時は普通(爆)なんですが、老尼の時がとっても良かった!!
(おかるの時は今放送中のドラマ「必殺~」での役柄とかぶるんですよね。(^^;)

老尼→おかるへ変わる時に「チャン!」って音と同時に、かぶっていた布を
取るところも好きでした。

内田くんって、玉木くんと塚本くんを足して割った感じがするのですが。。(笑)

が、、開演前のアナウンスで「冬のえぞら公演」と言われていたのがなんとも。。(-_-;;
誰か気づけ~!!って感じでした。

ただ、おかるが本物大石に対して、「大石様は死んでしまった」と言った後に、
宗十郎が自害していましたが。。いつ死んだのが正しいんでしょうか?
もう1回見ればわかるでしょうか?(笑)

おかるは、「あなたの芝居、本気で惚れました。」と言っていたように、
「役者である宗十郎が好き」ってことだったんですよね。
役者をとっても「あなたが残ります」とか言ってたくせに、
宗十郎が大石を演じていることにも気づかず、大石を好きになったわけですから。。

大石のセリフの中にも、「いくらお前でも生まれ持った声色までは変えられまい。。」
とありましたし、普通は「誰が聞いても」本物の大石ではないってことが
わかるってことですよね~~。
それなのに、声を聞いて、手を握られても、婚約者?である宗十郎だと
気づかないって。。どんだけ盲目なんじゃい!!

「あの男は斬れません。。」って、そりゃそうです。。
でも自害していたということは、ある意味「斬った」とも言える??(笑)

今回、「この言い方は直人さんっぽいな~」と感じたのは、
「良かったね~。あの宗十郎があんたの役をやってくれるってさ。」の部分。
この「良かったね~」の言い方が「直人さん」なんですよね。(笑)
でも役の中のところどころに、そういうのが見えるのが、好きです。^^

後は「芝居となれば、鬼にでもなりましょう。でもおかるさん、あんたの前では、
ありきたりな男の役を演じてみたかった。。。」の「あんた」の言い方かな。。(笑)

吉良の登場シーンが毎回スローちっくだったところが、かなりツボでした。(笑)
それにしても、、吉良のセリフの時に唾が飛ぶ飛ぶ。。(爆)

そして、セット替えの時に、完全な暗転ではなかったので、セットがどういう風に
使いまわされているのか(笑)、そんなこともわかって、面白かったです。
冷静に考えれば、同じような障子のセットをいくつも用意しておく必要はないわけで。。(笑)
でも、セットの組み換えをわざと見せて、あんなに堂々とセット替えする舞台も珍しいです。(^^;

そして、赤穂のメンバーが天野屋で御馳走になった後、蕎麦を食べに行く時に、
全員が膳ごと持っていくところは、やたらと合理的でした。(笑)

2幕で、吉良が大石に「お吉良と呼んでくれ」と何度も頼んでいたので、
最後の最後には1度くらい呼ぶのかとも思いましたが、、そこまでは
しなかったですね。(^^;

それにしても「足腰の立たぬ。。」と言いながら、逆立ちまで披露してしまうところが、
凄過ぎです!!(笑)

大石の秘策。。っていうのは、吉良と取引することだったんですね。。

堀部と順のシーンで、堀部は本当にあの場でいくつも字を書かれていたんですよね?(笑)
「あと5文字。。」ということで、を最後まで書かせた順は、もう戻ってこないかもしれない。。
ってことを、察したんでしょうね。。

堀部の方も、出かける前に羽織りを自分で着ないで、わざわざ、順にやらせたのも、
その辺りの覚悟があってのことですよね。。

「これで、、終わりでございますね」の言葉に含まれてる意味も。。><

最後、障子にお経が映る演出がかなり好きでした。

そして、大石が死んだのをおかるが知ってるってことは、
自分の間違いに気づいたってことでしょうか?

おかるの目が本当に見えないのか、見えないフリをしているのかは
はっきりわかりませんでしたが、それはどちらだとしても大差はないわけですね。。
目に見えることに意味がないと悟って、もう「目でモノは見ない」と決めたんでしょうね。
心の目で見た方が本当のことが良く見えると。。

でもそう考えるとやっぱり「見えない」のではなく「見ない」って方がしっくりくるのかな?
とかも思ったりしました。

大石(自分の夫)が天野屋を殺すという事実も、おかるには耐えられないことですよね~。
自分の目が節穴だったばっかりに。。そう思ったらその瞬間から「目が見えません」
と言いたくなるのも納得です。

それから、今回の舞台は時代劇で良かった気がします。
衣装で直人さんの細さもカバーできるし、きらびやかにすることもできるし。。
もしこれが現代劇でスーツの直人さんだったりしたら、
存在感が、他の人に負けてた気がするので。。(^^;

前半、宗十郎が正座をする前に、着物の裾をパン!とはたくシーンがかなり良い感じでした!

それから、家に入ってくる時は玄関からなのに対して、帰るときは普通に舞台の裾に
はけていくのが気になったりもしましたが。。(^^;
そういうことを突っ込んじゃいけないんですね?(笑)

最後カーテンコールで、、まず思ったのは、「キャストが少なっ!」。
1人で何役もやっているので、全員出てきても少なく感じられるんですよね~。
正直、誰がどの役とどの役をやっているのか、、拾いきれてないです。(^^;

内容的にはいろいろと考えさせられるものがありましたね~。
ところどころに出てくる「証を立てよ」ですが。。確かに「目の見えないこと」もそうですが、
「自分であることを証明する」って、難しいですよね~。っていうか無理??

宗十郎のセリフにも「本物って何です?どうすりゃ、証が立つんです?」とありましたが、
これは答えがないですよね~~。その答えが見つからない中でもがく。。という感じでしたね。

最後の桜はとってもキレイでしたね~。

12月なので雪。。って言ってましたが、おかるの言う通り、桜が舞ってるってことでしょうか?
オープニングの続きですよね。

そうそう。宗十郎がニセ大石を名乗る時に「せっかくの追加公演なので名乗っておくか~」
と言ってましたが、明日はまた違う理由になるんですよね?

投稿者 yumi : 06:11