「OUT」 桐野夏生


最初にドラマを見て面白かったので、原作も読んでみようと思いました。 基本的には、セリフなどもドラマと同じ部分が多いと思いました。 ストーリーもドラマと原作はもっと違うかと思っていたのですが、 それほどでもなかったです。 ドラマの後だったので、雅子は田中美佐子を、師匠は渡辺えり子を。。と いう具合に想像しながら読んでしまいました。 ドラマの結末が個人的にはイマイチだったので、原作に期待していたのですが、 こちらも結末はイマイチでした。途中はあんなに面白いのにちょっともったいないな〜と 思いました。



「T.R.Y」 井上尚登


評判の良さそうな本だったので読んでみました。 横溝賞か何かを取った作家で、これが1作目なので、期待していました。 詐欺の話は結構好きなので設定的には良かったのですが、 中国関連の話が半分だったため、登場人物の名前が難しい。(^^; それに、途中でちょっとページが進みにくくなったりもしました。 所々面白い箇所はあるのですが、全体的には、まぁまぁという感じです。 やっぱり詐欺の話で「白昼の死角」を超えるものはないのかもしれない。。



「話を聞かない男、地図の読めない女」 アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ


かなり長い間ベストセラーになっている本です。私は地図が読めません! なので、かなり興味を持ってこの本を読みました。それによると、男性と女性 は脳のつくりが違うので、女性は地図が読めなくても当たり前だということが 書いてありました。(^^) 逆に男性は、例えば冷蔵庫に入っているはずのバターを見つけることができないそうです。すぐ目の前にあるにもかかわらず 「ない!!」と言ってしまうそうなのです。この本は、男性はこういうことが 多い、女性はこういうことが多い、、という例がいくつも書いてあるのですが、それのほとんどが当てはまっていました。とにかく面白いです。 後半はちょっと話がそれてしまうのですが、前半はもう一気に読めてしまいます。貸してという人が多くて、現在5人目になっていますが、また増えそうな気配です。1600円の本だったけど、こんなに楽しめたら安いものだと思います。